なぜがんで死ぬのか

徒然

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奇をてらっているわけでもなく、子供じみたことを言うつもりもありません。がんになるとなぜ死ぬのか?いざ自分ががんに罹ってみて思うことなのです。

左胸に立派ながん君がいるんですけど・・

「そりゃがん細胞が際限なく増殖すれば、死んじゃうだろ!」ってご意見はごもっともですが、全身に転移しても何年も生きておられた方もおられますし、実際自分も肺がんの診断を受けた時点ですでにステージ4で何センチもある腫瘍が2個もあって、悪性胸水も結構な量が溜まってたのに、全く自覚症状もなく普通に生活していたんですよね。

そこで、考えるのは

がん細胞が際限なく増えていって、もし仮に全身がん細胞になってしまえば、正常な器官としての働きができなくなって生きていけなくなるのは確かに必定。

なので、結局のところ、そこそこのところで増殖が止まってくれて、がんが大きくならなければ、死ぬことはないのかな、でもがんってほっとけばやっぱり大きくなるってしまうし、大きくなるのを止めることが難しいから結局助からないってことなのか。

なので、少なくとも今に以上大きくならないこと(転移して増えることも含めて)が生きていくための最低限の戦略なのだと言えるのでしょう。

癌性悪液質について

字面がすごく怖いんですけど、自分はこの言葉を始めて読んだとき、がん細胞がなんか悪い物質(液体?)を放出することを言ってるのかな、と思ったんですけど、違うんですね。
「悪質液」ではなくて「悪液質」ですよね。

悪液質って体調が悪くなる、体力がなくなること(栄養失調)、なんですね。よくあるのが、がんが進行すると激痩せして体力がなくなってしまって、生きる力も無くなっていまうケース。典型的な癌悪液質です。

この悪液質になる原因は炎症性サイトカイン(細胞間伝達物質)が異常分泌されて代謝異常が起こることが一つの原因とされているそうで、がんから悪い物質が放出されるって考え方もあながち的外れではないのかも。この代謝異常が重度になると不可逆的な栄養障害になってしまうとのことで、治療ができなくなってしまう、いわゆる緩和ケアしかなくなってしまうと。

標準治療と体質改善

近藤某とか言う医者はがんは放置するべきとか言ってるらしいですが、確かに、私の「がんになるとなぜ死ぬのか」って疑問に通じるところがあるんですよね、「体内にがん細胞があっても元気にしている人はいくらでもいる、抗がん剤や放射線で体を痛めつけるので体力が無くなって死んでしまうのだ」って考え方。でもやはりこれは極論でしょう。分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、など、今までの治療に比べて体に負担が少なくて効果的な治療法はどんどん出てきているのですから。おそらく近藤某って医者は昭和の遺物のような人なのでしょう。現代の医療の進歩について行けなかったと。

というか、彼は自身ががんに罹ったとき、本当に放置できるのだろうか?・・できねんだろうなあ・・・・なりふり構わず命乞いする姿がはっきり見えるのだが。

 

 

ご存知とは思いますが、念のため、「標準治療」ってあの、うな重の「松竹梅」の「竹」、的な意味ではなくて、いまある医学で効果が確認されている最良の治療って言う意味です。

なので、がんと診断されたらまず標準治療を受けるべきです。

そして、不可逆的ながん悪液質にならないよう、体質改善を図りましょう。まずは食べ物から。個人的には糖質は控えたほうがいいと思います。インスリンががんを増殖させるとされているからです。アルコールも控え目に。肝臓が弱ってしまっては抗がん剤が服用できなくなってしまいます。

そして筋力を増強しましょう。がんに負けないように。

私はもっぱらアブローラーで腹筋、と腕の筋肉を鍛えてます^^

 

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(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)

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