私達は今まで「摂取エネルギー過剰→血中エネルギー基質過剰(糖質・脂質など)→体脂肪蓄積」って流れを当たり前に考えていたと思うのですが、「糖質摂取・インスリン過剰分泌→体脂肪蓄積→血中エネルギー基質過少→飢餓感→過食」って真逆の考え方があるようです。
google 検索で見つけたのですが、Medical Tribuneという医療関係者向けWEBサイトで北里研究所病院の山田悟先生が米国の論文を解説しておられました。
このサイトは会員制のため、詳しい引用はできないのですが、(うちは嫁が介護福祉士ですので、その資格で登録させてもらってます。)
私も以前、別の記事で関連ありそうなことをちょこっと書いてましたのでとりあえずそちらを引用してみます。
6月22日に放送された金スマ「医者が教える正しい食事術 第2弾」で牧田善二医師が言い切っていました。太る原因になるのは糖質だけだと。つまり、糖質によって血糖値が上がり、インスリンが分泌され、脂肪に変換される、それが唯一の太る原因であると。私も上でちょっと書いてましたが、やはりこれが真理のようです。
私たちは長い間脂っぽい食事は体に悪い、という固定観念に囚われていましたが、そうではなく、糖質の過剰な摂取が生活習慣病につながるということが証明されつつあるのかもしれません。
<引用元>
この引用した記事で書いた「糖質→インスリン→脂肪」ってとこまでは、確かにそうかなあって思ってたんですが、Medical Tribuneの記事の「糖質→インスリン→脂肪→飢餓感→過食」まで逆につながるってのはほんとに目からうろこでした。これって「食べれば食べるほど腹が減る!」ってことにもなりかねないですよね?
目からうろこって書いたのは、山田先生の記事を読んで自分的にすごく腑に落ちたんですよね。なぜなら、私は大阪大学附属病院でケトン食の治験に参加していますが、ケトン食実践1ヶ月目の栄養士さんとの面談で、「お腹空きませんか?」って質問され、「いえ、ぜんぜん空きません」って答えたら、「そうでしょう、それがケトン食の特徴なんですよ」ってやり取りを思い出したんです。その時は「ああ、脂質でカロリーを摂ってるからやろうなあ」って漠然と考えてたのですが、ケトン食では糖質を厳しく制限しているため、インスリンの分泌が減っているからなのでしょう。
私はケトン食を始める前には、ラーメン、牛丼、ビール数本、毎日のように食していたわけですから、ケトン食に入ってから多分食べてる量は以前の半分以下になっていると思います。それでもおながが減らないんです。ほんとに、不思議なくらい。やはりインスリンの分泌が減っているのがその理由なんだと思います。
糖質と肥満、糖質とダイエット、ますます因果関係がはっきりしてきたのではないでしょうか。
<追記>
と言っても、糖質を全く食べないわけにはいかないわけで、いったいどんな食生活が理想なんだろうって疑問はありますよね。いつか元になった米国の論文を基にもう少し詳しい理論を紹介できればといいなと思っとります。
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)
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