2018年末に肺腺がんステージ4の診断を受けて以来、ザーコリ(クリゾチニブ)とケトン食にて治療を受けてきました。その診察の過程で、手術の可能性を示唆されました。今すぐどうこうってことではないのですが、少し調べてみました。
そもそもがんのステージ4=手術不能っていうのがひとつの定義だと思います。進行あるいは転移していて手遅れで手術ができない、あるいはしても意味がない、と理解しとります。
自分も肺腺がんで胸水があり、胸膜への浸潤があるため、ステージ4の診断を受けました。他臓器への転移がなかったのが奇跡的に不幸中の幸いだったのかもしれません。遺伝子検査の結果、ROS1陽性だったためザーコリの治療効果は著しいものがあり、腫瘍はだいぶ縮小しています。もちろん、ケトン食での体質改善も大きく奏功していると思っています。
さあ、そこで、転移もなく、腫瘍も縮小している今、手術で取ってしまおうって作戦。
手術を示唆された阪大附属病院のケトンの先生は肺がんの手術では岡山大学病院がレベルが高いとのこと、「肺移植もやってますからね」って。
なるほどー、そうなんやってことで早速岡山大学病院のこと、調べてみました。
岡山大学病院では胸膜浸潤の状態でも、施術しているようです。
さらに驚いたことには、自家移植という手法も行っていると。
自家移植・・岡山大学病院が世界で初めて成功させたそうですが、どういうことかというと、一旦肺全体を体外に出してしまい、病理検査を精密に行い、切る必要がある部分だけを切り取り、また、体内に戻す。従来なら片肺全摘しないと行けない症例でも、部分切除で収めることもできると。
これはすごいですねえ、確かに肺移植をやっているだけあるなーって感じ(アホみたいな感想ですみません^^;)
しかも、患者さんへの負担は小さく、4日で一般病棟に戻った人もいるとか。
自分に当てはめてみると、とにかく他に転移していなければ、手術できるような気がしますね。
実際のところはとにかく次のCTの結果、それからケトンの先生が問い合わせてみとくね、っておっしゃってくださったので、次の診察時にどうだったか聞いてみないといけないし。
CTの結果、今より小さくなってたらどうする?・・・小さくなったから手術しやすくなった、取ってしまおう、となるのか、いや、このまま無くなるかもしれんやん、手術する必要ある?ってなるのか??いや、手術するなら体力があるうち、今やっといたほうがいいよ、ってなるのか・・一体どうなる、俺@@
ちょっと待て、ここはいったん落ち着こうw
そもそも岡山大学病院が受け入れてくれるかどうかわからないやん^^;
(気を取り直して)・・・ここはやはり、お医者さんの話をきちんと聞いて慎重に判断する必要がありそうですね^^
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)
コメント一覧
肺の腫瘍は「カテーテル治療」で縮小可能では(血管がつながっている場合)
いろいろな治療法を調べている、教育研究関係者 (非臨床系)です。
ケトン食は、グルコースを栄養源として増殖する腫瘍をいわば兵糧攻めにする
という意味で、効果的だと思います。
「腫瘍に栄養を送らない」という同じ考え方で、大阪の関西国際空港近くのIGTクリニックで行われている、「動脈塞栓カテーテル治療」があります。
カテーテルで腫瘍につながる血管を塞栓させて栄養が届かないようにさせ、腫瘍を縮小させる治療(肝臓・肺・乳房)です。
肺の腫瘍であれば、この方法が検討できるのではないでしょうか。
※腫瘍にカテーテルが入るほどの血管がつながっていないと適用にはなりません(もし、既に検討済みだったならすみません)。
この治療は、日本で唯一、IGTクリニックの堀信一先生が行われています。
15年も前からこの治療法が存在して実績があります。腫瘍への栄養の遮断の他、ピンポイントで薬剤を注入できるとのことです。
ステージ4の肺がん患者に効果があったケースも紹介されています。
昨年、治療法を紹介する一般向けの本が出版され、初めて知りました。
ご一読をおすすめします。
「なぜ関空に世界中からがん患者が集まるのか?」堀信一著 宝島社
sverige-geil さん、コメントありがとうございます。
とても詳しく書いていただいてありがたいです。
実は、「なぜ関空に世界中からがん患者が集まるのか?」 持ってます^^
これは確か、確定診断を受けた帰りに買ったのではなかったかと記憶しています。ケトン食の本と一緒に。
ザーコリにかまけて、この治療法のことをすっかり忘れていました^^;そうですね、検討する価値は十分あると思います。地元ですしね。
ありがとうございます!!