って実際に言った医者がいたそうなんですよ~~、、
な~に~~~!!!???
ってほんと洒落にならん話。
何日か前に朝の「とくダネ!」でやってた話題なんですけど。
ある70代の男性が白血病と診断され、余命宣告を受けました。番組を見ていたところでは患者側から問うたのか、医者が自発的に言ったのかはわかりませんでしたが、医者は「余命1年です。次の誕生日は120%迎えられません」と言ったそうです。
これほど酷い話は聞いたことがありません。
自分、思わず「120%って何やねん!」と独りツッコミをしてしまいました。
そもそも、医学って科学の一分野なんでしょう?なのでお医者さんって科学者なんでしょう?確率とか可能性を表す数値は0(%)~100(%)の間でしょう?120%ってふざけてるのか!?医者が使う言葉なのか!?
それから、余命は一般的に「生存期間中央値」で示されますから、余命宣告に100%とかいう要素はそもそもないんですよ。ちなみに平均値を使わないのは、少数なのに極端に小さな、または大きな値によって全体の平均値が大きく変わってしまう恐れがあるため。
「生存期間中央値」って統計上、例えば100人の患者さんがいたとして、50人目の患者さんが亡くなるまでの期間ですから、実際目の前にいる患者さんの余命を100%の可能性で宣言することなんてできないんですよ。
こんなことも知らずになんで医者をやってられるのだろうか?そもそもなんでこんな人が医者になれたんだろうか・・・って考えてたら、そう!、最近話題になってますよね、医科系の大学の入試での不正操作。
この医者も親子代々○○なのに、色々な事情で入試で○○してもらったんでしょうね。
誤解のないように申し添えますが、もちろん、お医者さん全般について言ってるのではありません。ただこの120%医者はこう言われてもしかたがないくらい酷い医者だと思います。
まあ、医者として、科学者としてダメダメなら、せめて人情だけでもあれば良いものを、それもまったくないんだから、ほんまに酷い。「がんもどきは放置しろ」とか言ってる有名なロートル医者に匹敵するくらいの酷さではないかな。
で、まあ、この医者の物言い自体も酷いのですが、この番組でのメインテーマはこの宣告によってこの男性の人生が狂ってしまったってこと。
実はこの男性、5年経った今でもご存命なのです。そう。ヤブ医者の余命宣告は見事にはずれたんですよ。がんで5年間無増悪だったら、寛解ですよね。ご本人もインタビューで「どんどん元気になっていった」っておっしゃってました。普通なら「はずれてよかった!!」ってなるところなんですが、残念というか複雑というか、この男性の場合はそうはならなかったんです。というのは、余命宣告を受けた時点で男性は終活をされたんですね、会社を経営されていて、自身の収入も月50万くらいあったのに、会社たたんでいったんはホスピスに入られたんです。果たして今は月11万ほどの年金で暮らすことを余儀なくされ、毎日生活が苦しいと。
そりゃ医者に120%死ぬと言われたら、絶対死ぬと思っちゃっても仕方ないですよ。本当は「120%?こいつ何言うとんねん、お前こそ200%ヤブやないか」と心で思いつつセカンドオピニオンに走らなければいけないところなんですけどねえ、
そりゃね、あなた癌です、ってその続きで言われたら、正常な判断できなくても仕方がないですよ。私も今でこそこうやってブログで駄文をだらだらと書いてますけど、やっぱり告知されてから何ヶ月かはなんかぼーっとしてましたもん。それから、年配の方はネットで色々調べるってことが得意でな方も多いですから。
余命宣告、してもしなくてもトラブルになるケースがある、と番組では言ってましたけど、そんな難しいことではないと思うんですね。
■あくまでも過去の統計のデータでしか判断できませんが・・というのが大前提。
■生存期間中央値はこれくらいです。
■5年生存率はこれくらいです。
■そのままあなたにあてはまるものではありません、今できる治療を一緒に頑張りましょう!!
こうやって丁寧に説明すればトラブルにはならないと思うんですけどねえ、どうなんでしょう。
ちなみに私自身のことを書くと、余命、自分も聞かなかったし、先生も言いませんでした。まあ聞くのが怖いというのが半分、聞いても仕方がないってのが半分だったような気がします。今は後者の気持ちが大半を占めていいます。実際そうでしょう?今できることを、やる、それだけですよ。
ちなみに私の疾病、肺腺癌ステージ4の5年生存率は5%、生存期間中央値は1年くらい、だったかな。今の時代、自分で調べればわかりますもんね。
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)

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