本日(2018/11/16)のヤフーニュースからです。京大iPS細胞研究所が人のiPS細胞から、がんへの攻撃力を高めた免疫細胞「キラーT細胞」を作製したと発表しました。
「癌と免疫細胞」から連想するのは、そう、あのノーベル賞関連のオプジーボなどの免疫チェックポイント阻害薬ですね。これら免疫チェックポイント阻害薬は、免疫細胞からの攻撃を逃れるという、癌細胞が持っているしくみを阻害するものですが、今回の発表では、癌への攻撃力を強化した免疫細胞を作成した、ということらしいです。これはとてもすごいことだと思います。
ただ、以前から自由診療で「自己免疫療法」というものがあって、自分自身の免疫細胞を強化して体に戻す、というのがあったと思うのですが、もしかしたら、免疫細胞の作成方法は違うとして、癌細胞への作用原理は同じなのかな、とも思いますが、まあ、素人丸出しで言わせてもらえば、やっぱり、iPSって言葉に安心感があったりしますよね^^
治験が始まったら参加したいな、とか思いますが、やっぱりここは未治療の人が優先になるのでしょうね、自分はザーコリ(一般名:クリゾチニブ)ですでにかなり効果を上げているので。
先日もiPSでパーキンソン病を治療する治験が始まったとのニュースを聞いたのですが、その時は「iPSってがんの治療に使えないのかな、使えるとしたら、臓器ごと新しく作って移植するとかかな」とか漠然と考えてましたが、矢継ぎ早にこのニュース、なるほど、そういうこともできるんだなあ、ととても驚いて関心してしまいました。薬剤にしても医療技術にしても、熱心に研究しておられる方々には本当に畏敬の念しかありません。
さあ、実用化までにあと何年!?
なんやかんやであと5年はPS0で居たいよなあ、5年経てば画期的に有効な薬とか治療法が色々出てるんじゃないかなあ、とか思う今日このごろではあります。
*国立がん研究センターより引用です。
パフォーマンスステータス(Performance Status:PS)
全身状態の指標の一つで、患者さんの日常生活の制限の程度を示します。
0: まったく問題なく活動できる。発症前と同じ日常生活が制限なく行える。 1: 肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や座っての作業は行う ことができる。例:軽い家事、事務作業 2: 歩行可能で、自分の身のまわりのことはすべて可能だが、作業はできない。日中の50%以上はベッド外で過ごす。 3: 限られた自分の身のまわりのことしかできない。日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす。 4: まったく動けない。自分の身のまわりのことはまったくできない。完全にベッドか椅子で過ごす。 以上はECOG(米国の腫瘍学の団体の1つ)が決めた、Performance Status(PS)の日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)による日本語訳です。この規準は全身状態の指標であり、病気による局所症状で活動性が制限されている場合には、臨床的に判断することになっています。
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)

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