憎まれっ子世にはばかる或いは十年一昔

雑文

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カルロス・ゴーン・・逮捕されてからのドタバタ・・この茶番は一体なんなんだ!?

このブログで何度か書いてますけど、自分はアラカン世代でして。

小学生~中高生の時代、日本は高度成長時代、アメリカ人をして「Japan as No.1」とまで言わしめるほど、その技術と経済の発展は目覚ましいものがあった。先の大戦でアメリカにフルボッコにされたのにもかかわらず、である。

そして大人になって就職した。それから数年後、世はバブル真っ盛り。日本の会社がニューヨークの不動産を買いあさるなんて下品なことも起こっていた。
飲み会の帰り終電なくなると、1万円程度の距離では安客と見なされタクシーに乗せてもらえなかった、止む無く白タクで帰る、なんてことも。

バブルが弾けた。自分自身にとっては特段生活が変わったわけではなかったけど、巷では結構な変化が起きていた。

日産が経営破綻したと。そしてなんとルノーが救済に入るのだと。僕ら世代にとって日本の企業が外資に取られるなんてことは想像もできなかった。(理系なので経済に疎いという面もあり)

そしてやってきたのがゴーン氏である。てっきりフランス人と思っていたけど、ブラジル人でもあり、レバノン人でもあるらしい。

ほどなくして日産はゴーン氏の手腕によって経営をV字回復させた。彼が何をやったのか。そう、リストラである。

リストラとは本来「restructuring = 再構築」の意味で文字通り会社などの立て直しを意味するものだが、私たち日本人はほぼ例外なく「人員整理」の意味でとらえている。この言葉の意味合いを日本人の心に深く刻み込んだのはおそらくゴーン氏、その人ではなかったか。

そう、ゴーン氏が日産の経営を立て直すにあたって真っ先に行ったのが「人員整理」だった。

そのころ、自分にとっては失礼ながら対岸の火事ではあったものの、ゴーン氏のやり方には疑問を持っていた。否、世間のゴーン氏に対する評価に対して疑問を持っていた、というのが正しいだろう。当時ゴーン氏は日産にとっての救世主であるかのようにもてはやされていたからである。

当時同僚と飲みながら言ったものだ。
「社員をクビにして立て直すんやったらアホでもできるやんけ、ゴーンのどこが偉いんや」と。

酔っ払いの戯言はさて置き、
世間の人々(というかマスコミかなあ)が、閉鎖された工場に勤めていた人たちには全く思いを馳せず、ただ経営を回復させた彼をなぜ手放しで褒めることができるのか、全く腑に落ちなかった。
(このことは無差別大量破壊兵器を使って自国にカタストロフィをもたらした後に占領のためにやってきた元敵国の司令官を能天気に崇める心理となんら変わりはないであろう)

百歩譲って言えば、ゴーン氏は日本人の家族的経営手法のリーダーが出来なかった人員整理をしがらみなくやってのけたという意味で必要な人であったのかもしれない。

その後、日産に限らず、日本の企業が外資の支援を受けるということも珍しいことではなくなったし(実際自分も外資の支援が入った会社に出向し、期せずして臨時ボーナスの恩恵にあずかった経験がある)、日産もゴーン氏の指導の下、なんとか上手くやってるなあ、なんて思ってたところでの突然の逮捕劇だ。

本当にびっくりした。

そして今回の逃走劇。

しかし、今回はさほど驚かなかった。

ゴーン氏は世界を股にかけた「輩」だった。それを今回の逃走で自ら世界の人々に知らしめたのだ。

彼の母国のレバノンでも彼の評判は良くないようだ。今回とは別の罪で彼を刑事告発するという動きもあるらしい。

結局のところ、自らの手柄のためだけに(即ち自分に入ってくる金だけのために)躊躇なく「リストラ」を断行する、国籍不明の怪しい輩だったということが白日の下になった、ただそれだけのことだ。

彼にまつわる一連の出来事は20年以上もの歳月をかけた前代未聞の茶番劇だったのである。

 

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(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)

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