ロルラチニブ、ROS1に奏功

ロルラチニブ

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うっかりしてました。ロルラチニブ(商品名:ローブレナ)のROS1に対する治験結果に対する発表があったみたいです。

今まで何度かこのブログでも書いてきたロルラチニブ、治験はALK、ROS1両方を対象に実施され、承認はALKに対してのみ、という経緯をたどっていますが、ROS1に対する効果を見る治験は継続して実施されているみたいですね。

日経メディカルの記事によると、9月23日から26日までカナダ・トロントで開催されていたIASLC 19th World conference on Lung Cancer(WCLC2018)で、University of California IrvineのSai-Hong Ignatius Ou氏によって発表されたとのことです。

自分はROS1陽性でザーコリ(一般名:クリゾチニブ)服用中、現状ザーコリに次ぐ承認薬は無く、ロルラチニブの承認に期待していたのですが、今の所はALKに対してのみの承認となっている所、その後の動向を注視していたつもりが、ネットのニュースを見落としていました。

以下記事からの引用です。

今回発表されたのは、未治療またはROS1阻害薬、化学療法の治療歴を有するROS1陽性患者で構成されたEXP6コホートの結果。EXP6コホートはクリゾチニブ未治療患者13人、クリゾチニブ既治療患者34人の47人から構成されていた。ロルラチニブは、3週間を1サイクルとして1日1回100mgが投与された。

47人の患者背景は平均年齢が52.8歳(19-77)、女性が57.4%、白色人種が53.2%、アジア人が34.0%。脳転移があったのは53.2%だった。

試験の結果、クリゾチニブ未治療患者13人での奏効率は61.5%(95%信頼区間:31.6-86.1)で、完全奏効(CR)が1人(7.7%)で認められた。奏効期間中央値は19.6カ月(95%信頼区間:4.0-25.3)、12カ月以上の奏効期間が得られたのは8人中5人(62.5%)だった。無増悪生存期間(PFS)中央値は21.0カ月(95%信頼区間:4.2-26.7)。クリゾチニブ未治療患者で脳転移があった6人中4人で効果が認められ、頭蓋内奏効率は66.7%(95%信頼区間:22.3-95.7)で、頭蓋内CRは3人で得られた。頭蓋内奏効期間が6カ月以上だったのは4人中2人だった。

クリゾチニブ既治療患者34人での奏効率は26.5%(95%信頼区間:12.9-44.4)で、CRが2人(5.9%)で認められた。奏効期間中央値は未到達(95%信頼区間:7.1-NR)、12カ月以上の奏効期間が得られたのは9人中5人(55.6%)だった。PFS中央値は8.5カ月(95%信頼区間:4.2-18.0)。クリゾチニブ既治療患者で脳転移があった19人中10人で効果が認められ、頭蓋内奏効率は52.6%(95%信頼区間:28.9-75.6)で、頭蓋内CRは8人(42.1%)で得られた。頭蓋内奏効期間が6カ月以上だったのは10人中6人だった。

気になるところはクリゾチニブ既治療患者に対する奏効率ですね、26.5%はあまりいい数字ではなさそう。ザーコリに耐性がでると、ロルラチニブでも効果が出にくいのかも知れません。ただ、脳転移に対する奏効率は52.6%、こちらは心強い数字といえるかも知れません。

いや、そもそも私達ROS1患者は1%の低確率でROS1になったのだから、25%はすごく大きいよ、そう考えよう^^

ファイザーさんにはどんどんデータを蓄積してROS1での承認も早々獲得していただきたいですよね。

肺がん薬剤大全(随時更新)
自分は肺腺がん4期の診断を受けています。WEBで肺がんに関するページを読んでいろいろ勉強したりしてます。そこで出てくるお薬の名前、なかなか覚えられないですよね。

 

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