自分がROS1陽性肺腺がんの診断を受けたのが2017年12月、市販されている治療薬はその半年前に認可された「ザーコリ」だけ。その状態がかれこれ2年続いているのですね。
ザーコリなどのいわゆる分子標的薬は、その凄まじい効果とは裏腹に数年で大半の患者に耐性がついてしまうというなんとも情けない特徴を持ってまして。
自分もザーコリ飲みだしてちょうど丸二年になりますから、やっぱりね、そろそろ・・・とか考えてしまう。
この2年間、ROS1適応の薬が出てこなかったのはやはり希少疾病用医薬品てことなんでしょうね。(患者数が少ない(肺がん患者の約1%)のに莫大な開発費を回収できるのか?治験の参加者も集まりにくいから症例集めるのも大変、それでも患者ファーストの心意気で開発に邁進されている製薬会社の方々には頭が下がります)
でも、噂はたくさんあるんですよ。
「ローブレナ」(ファイザー)、「ロズリートレク」(中外)、「DS-6501b」(第一三共)、「ブリガチニブ」(武田)、「ジカディア」(ノバルティス)、これら全て臨床試験でROS1への効果が認められたお薬です。

その中で今一番ホットなのがロズリートレク、これは2019年3月にROS1適応として製造販売承認が申請され、今厚労省で審査中。なかなか承認されへんなあ・・この薬、NTRK適応ではすでに販売中なのですが、申請から認可まで半年ほどだったんですけどねえ、(毎日中外のHP見に行ってますw)
ほんとにねえ、こころ落ち着かないんですよ。これだけの名前が出てきてるのに、実際のところはもう2年半もザーコリ一択の状況が続いてるわけで・・
もうここは歌うしかないのかなあ、
♪won’t be long,won’t be long,もうすぐさ、届くまで、won’t be long,won’t be long,
俺の、ためにすべて♪
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)

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