前の記事でメルセデスを手放した件を書いたのですが、今回はその顛末です。
でね、妻がやっぱり車がないと不便、と言うので、「じゃあ、手ごろな中古の軽、買おか」ってことになりましてね、自分はgooネットで調べてたら、
「スズキアルト令和1年走行3000km29.8万」って掘り出し品を見つけたんですよ。で、慌てて店に電話した。
「なんでこんなに安いんですか?」
「特別奉仕品となっております」
「ぜひ買いたいんですけど、仮押さえできます?」
「特別奉仕品なのでできません」
「手付振り込んでも?」
「はい。」
てなやりとりをしたあと、思いました。
「釣り」だと。
こうやって目を引いて来店させ、「ああ、たった今売れてしまったんですよー、よろしかったらこちらのお車なんかもとてもお得になってますがいかがですかー」
的なものなんだろうな。
スティービー・ワンダーの「cash in your face」っていうとても悲しい曲(でもリズムはノリノリw)を思い出した。
「あー、お客さん、ちょっとご来店いただくのが遅かったですねー、たった今先約が決まったんですよ」
「なんだって?、15分前に電話した時は空きがあるって言ってたじゃないか!?」
「・・・(確かにあんたは現金をたくさん持っているかもしれないが、あんたの顔には現金がないんだ、あんたはこの地域には住めないんだよ)・・・」
不動産屋でのやり取りなんですけどね、電話ではこの主人公が黒人であることがわからず、来店した顔を見てそうと知り、契約を拒んだと。
さて、話を自分に戻しますと、こんなこともあり、とりあえずメーカー認定の中古車にしたほうがいいかな、とか思ってたら妻からショートメールが。「いいの見つけた!」って送ってきたURLが件の店の件のクルマだった。電話で問い合わせたら諸費用とか込で50万だと。
ああ、コミコミならそんなもんなんかなあ、とか思いつつ
「それは釣りだよ、そんなんあったら即売れてるはず」
と返したものの、まあ、まだ在庫あるなら見にいってもいいけどな、とフレックス制度利用し会社を早仕舞いし、店に行ってみた。すると・・
営業ウーマンが言うには
「奥様には諸費用等込で50とお伝えしてますが」
「はい、聞いてます、大丈夫です」
「そうですか、それで、このお車、特別奉仕品になってまして、コーティング仕上げにさせていただくんですが、そちらの費用を含めて76万になります。
「いや、コーティングは要りません」
「こちらのお車、特別奉仕品となっておりまして、コーティング無しでは販売できないんです」
何年か前の自分ならここで切れて関西弁で怒鳴っているところだと思うが、この4,5年で自分も大人になりましたからね、ええ、もうアラカンなんでw
「そうですか、では持ち帰って検討するのでその見積もりを1部ください」
「申し訳ございません、このお車、特別奉仕品となっておりまして、見積もりの印刷ができないんです」
さすがにここに来て穏やかに切れつつ、店を後にしました。
「たった今売れてしまったんですよー、タイプではなく、実は〇〇円になりますー、」タイプだったのねw
しかしまあ、こんな詐欺まがいの昭和チックな商売してるとこ、まだあるんやなあ、店構えは結構立派だったし、立地も駅前でとてもよく、そもそもgooネットに登録してるのに、評価が下がらないんだろうか?てか評価以前の問題で、近寄ってはいけない店でなないか^^;
本当に「貧すれば鈍する」、よく言ったもので、まあ、実害はなかったものの、貧しくなければこんな店と関わって嫌な思いをすることもなかったのになあ、ってちょっと凹みました。
ただ、こんな経緯もあり、
「もう中古はやめにして、軽の新車にしよう、メルセデスの支払いより少しでも楽になればいいやん、新型ハスラー、おしゃれやね」って夫婦間では結果オーライになっとります^^
やっぱり、
人間万事塞翁が馬、ですよね^^
お前たちちっともクリックしねえなあ、オラ、がっかりすっぞ!!
(野沢雅子、もとい、悟空の声で読んで下さい)
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